November 16, 2005
twinkle,twinkle
夢は 儚き夢は
まだその眼に熱を伝えているの?
空に この手を今空へ
届かないまま翳してみよう
果てた実を庇う術はもう そこへ埋めて
Yeah
流れてゆく 星の涙を 数えながら
揺れる時を わたって
君の傍で 僕の目の前に晒されだした
全ての愛で
lost yourself in happiness
Changing, nothing gonna changing.
彷徨い巡る 季節に 惑わされて
縋る この血が今縋るものに 身を委ねてみよう
果てた実はやがて空へ 向かうだろう
Yeah
流れてゆく 星の涙を 数えながら
揺れる時を わたって
君の傍で 僕の目の前に晒されだした
全ての愛で
lost yourself in happiness
Get it on! Get it on! Get it on!
Nothing to fear
Yeah
零れてゆく 星の涙は 消えてゆくけど
ほら またひとつ 生まれ来る
君の傍で 僕の心に 今 刻みこむ
全ての愛で
lost yourself in happiness
Get it on! Get it on! Get it on!
Nothing to fear

[ twinkle,twinkle ]
words/ken
music/ken
album/AWAKE
KSCL-837/アルバム/2005.6.22/\3,059(税込)
(C)2005 Sony Music Entertainment (Japan) Inc. All right reserved.
■ひ。コメント:初対面
最初訊いた時、まずタイトルで「げーっ(XX)」って思ってしまった。 しかーーし、某雑誌で、ニューアルバム「 AWAKE 」についてメンバーの話が載っていて、それを読んでいるともの凄くこの曲に興味を持ったのだ(ので、その部分はカットされているけどメンバーの話が載っていたので以下に無断転載)! Kenちゃんごめんなさい。今はもの凄くいいなーって思って訊いていますー。
■ひ。コメント:好き
まずは楽曲。なんといってもイントロのギターのリフ!それをそのまま引きずってヴォーカルイン!メロディーラインもそーだけど、バックのパターンがおもしろい。でも一番いいのはヴォーカルかなー。この独特な歌い方ー。わざとこんな歌い方してるんだね、きっと。こんな歌い方、初めて訊いたー。慣れてくるとまるでギターとヴォーカルがデュエットしているよーに感じてくるんだー。それがとても心地いいー。展開が技巧的!作詞も作曲も kenちゃんなので文字のキリ場所をわざとズラして次のフレーズへ持って行くあたりギターっぽい感じになってるw そこが味! それにしてもこの歌詞はかっこいーw 超かっこいい、、、観て、訊いて、一緒に歌い出す。するとどんどんどんどん深まっていくー。独特の表現。それを歌詞に曲に演奏に全部 Kenちゃんの世界って感じー。かっこいー!!!すまなかった、、、ボクがバカだった。。。そして最後に曲名なのだ。全部がこう組み合わさって、なるほど「トゥインクル、トゥインクル」なのだ!!!完全に Kenちゃんに負けました。。。(最初から勝ち目はないけど) Get it on!のフレーズは何だか妙に抵抗があって、やだなー、使って欲しくないなあ、とか思っていたんだけど、今はワカル。なるほど「げりろん!」なのだ!!! 聞き込めー!!!
【レコード会社直営】より無断転載。
interview with hyde
まずはhydeから行こうと思う。それはhydeがフロントマンであるからではなく、彼が今回のアルバムの「フロント・ソングライター」のような役割を果たしているからだ。
シングル「Killing Me」、そして「New World」におけるyukihiroとの共作。それ以外にもhydeはこのアルバムに4曲の新曲を並べている(計5曲)。詞の面においても、kenとyukihiroが1曲ずつ作詞をしたが、残り10曲は彼によるもの???あらゆる角度から見て、この『AWAKE』というアルバムは「hydeの種」がたくさん撒かれている。
——遂に完成です。今回は本っ当に頑張っちゃったみたいですね。
hyde「ふふふふ。」
——全体のクオリティもそうだけど、作曲も12曲中5曲と一番多いですよね。まずはアルバムに対する率直な感想から行きましょう。
hyde「まぁ物心ついた頃からレコーディングやってたような感じなんで(笑)、今回は。正月も挟みながらずっとやってたんですよね。だからなんか、『だー!終わった!!』っていうよりも、まだあるような(笑)、まだレコディーングやってるかのような気分ですね。」
——それはまだやりたいってこと?
hyde「いやいやいや、全くそういうのはないっすけど(笑)。もう充分にやったからね(笑)。でも間に休みも入れながらやってたし、途中から自分のソロの作業も入って来たりしてたんで、微妙に達成感のない終わり方しちゃったなっていう(笑)。」
——音楽的にはどういうふうにこのアルバムを解釈していますか?
hyde「うーん、何だろうなぁ…………器用だなって感じはしますね。年齢なりにいろいろ経験を吸収したプレイを備えながら、ちゃんと若々しさもあって。実験的なこともちゃんとしてるし。器用じゃなきゃできなかったアルバムだと思う。他のバンドのことはあんまり知らないんでよくわかんないんですけど、『こういうことって普通できるのかな?』って(笑)。何て言うんだろう……成熟しながらも衝動的であるっていうのは、そんなにできることじゃないと思うんですよね。だから不思議なバンドだなって気がしますね、今のラルクは。経験を重ねて行くと最初の頃の初期衝動ってなくなって行くような気がするけど、センスをちゃんと磨いていると初期衝動はずっとなくならないらしいんですよ。知り合いの画家とか、60いくつになっても凄い斬新でオシャレな感覚を持ってるんですよね。そういうのも才能かなって思うんです。テクニックとかいい曲が作れるとかだけじゃなくて、そういう若々しい衝動をちゃんと持っているっていうのは器用でなきゃできない才能だと思いました。」
——作曲段階で、今回のアルバムに対して自分が投げたいものというのはありましたか?
hyde「あった。結構みんな共通してたんすけど、ライヴで盛り上がる曲っていうのは意識してたところがありますね、最初っから話してましたけど。だから(ストックから出した)2曲は浮いてるんですよ、全体の中で(笑)。何だかんだ言って、ライヴではメジャー感のあるアップテンポの曲がどうしてもキーになって来るんで、そういう弾の補充というか。このアルバムの中から盛り上がるやつを生み出したかったなっていう。自分以外の曲を聴いても、『ああ、みんなそうなんだ』っていう印象がありましたね。」
——今回のアルバムを作って、メンバーに対して何か新鮮な発見はありましたか?
hyde「今気づいたわけじゃないけど、改めて思うみんなのセンスの良さっていうのはありましたね。ギターとかのアドリブで入れて行くフレーズにしても凄く感動することがあるし。それはベースもドラムもそうだし。こんなセンスのいいバンドって他にいるのかなって思いますよね。僕が聴いたこともない、知らないセンスが、みんなから出て来るんですよね。」
——だから「Ophelia」と「My Dear」は、きっとhydeの中で『ROENTGEN』用に作った時の具体的なイメージがあったと思うんですけど、それがラルクでやるとこうなる。そういった比較の中で、hyde自身がバンドの化学反応の凄さを感じたのかもしれないですね。
hyde「ああ、そうですね。それはわかりやすい喩えだな。まぁアレンジとしては本当に予想できないですね(笑)。「My Dear」なんて特にそう、ああいうアレンジは俺にはできないなって思った。俺がやってたらもっと普通になってたと思う(笑)。だから、みんな器用だなって感じですよね。自分自身は全然器用じゃないけど、表現者としては凄く上がったと思う。ヴォーカリストとしては『まあまあいい人なんじゃないの?』みたいな(笑)。結構いいヴォーカリストなんじゃないの?みたいなところはありますね、今回(笑)。」
——では、hydeさんに最後に一つ聞きたいんですけど。今回アルバムを通して「空」というものが大きなテーマ、もしくは自分の語るべき相手として出てきてますよね。hydeは空に向かって、何を望んでるんでしょうね。
hyde「うーん……たぶん、僕が空っていうもので使用してるのって、絶対的な存在とか未来とかそういうイメージが大きいと思うんですよね。何だろう…………疑問から来る願いっていうのかな。そういうのの答えを、空に求めてるのかなっていう気はします。そこにはいろいろなものがあるんですけどね。答えなんてないだろうなっていう冷めた部分もあるし、でも答えて欲しいなっていう部分もある。そこは複雑ですけど、気持ちの捌け口がそこしかないみたいなとこかなぁ、空って。」
——空はいろいろ語ってくれましたか?
hyde「いや、ただそこにあるばかりってやつですね(笑)。」
interview with ken
次なるアーティストはギターのken。kenもまた、この『AWAKE』にいろいろなことを求め、己を投じた一人である。
——まずはkenさんが書いた新しいシングルの話から行きましょう。「叙情詩」、これは名曲を書きましたね!
ken「はははははは!ありがとうございます。」
——どうですか、実感として。
ken「実感としては(笑)、うーん……ギターで曲を作る時もあればキーボードで作ることもあるんです。キーボードで作る時は、自分はコードをぽーんと弾くことくらいしかできないので、メロディとかコードとかを打ち込みながら作るんですね。そういう作り方をすると、メロに細心の注意を払いながら曲を作ることができるんですよ。ギター弾いて歌いながら作ってると忘れちゃうんですよね、メロを(笑)。作曲中に客観的に聴けないわけですよ。しかもギターと歌だけだったら、そんなに拙くなくバッとできちゃうんですよ。でもキーボードだと拙いから、ある一定のレベルに行くまでは全力で打ち込まないと仕方がない。そういう中で生まれた曲です(笑)。」
——では、アルバム全体について話を聞いて行きたいんですけど。どういう感触を持ってますか。
ken「一度LAに「叙情詩」のストリングスを録りに行ったんですね。そこで風邪を引いて2週間くらい寝込んだんですよ。その時点ですっかり忘れちゃってる(笑)。何だろうなぁ……技術的な話でいうと、長期間にわたってバラバラバラバラといろんなことを入れていったアルバムだけど、何か統一感を感じますね。それはやっぱり自分の気持ちだけじゃなく、みんなの気持ちが為した技だと思うんですけど。本当にバラバラと長くかけて録ったから。でもミックスは数日でポンポンポンポン終わっちゃう。それがね、映画でエンドロールになったら急に早回りになって、『急に早送りかよ!』みたいな(笑)。本当にそういう気分でしたね。で、曲順を決めて並べて聴いて、そこで初めて『あれ!? バリエーションあるのにそんなにバラけてないな。全部気持ち良く聴こえるな』みたいなことに気づきました。」
——kenさんの曲自体がそうだもんね。美しくて儚いバラードがあって、希望に満ちたポップがあって。それを全部一夜でバカ騒ぎしてやり逃げしちゃおう!みたいな暴発ソングの「EXISTENCE」があって(笑)。
ken「はい(笑)。現時点で自分の中でいいことかどうかはわかんないんですけど、「EXISTENCE」と「叙情詩」、どっちも今の自分の枠に入ってるんですよね。今までは自分の枠からもはみ出そうとしてた気がするんです。じゃあ誰の枠だよ?っていうこともあったと思うんですよ(笑)。そういう意味で、今はいい感じになってますね。でも、早くも枠を外れたがってる自分がいるから(笑)、なんて扱いにくい奴なんだって思います。まぁ、みなさんそうだと思うんですけど、人間は適度に遊ばせてやんなきゃいけないでしょ。で、適度に締め付けてやんないといけない。適度に悩んで適度に呑んでってしないと回っていかないじゃないですか。うーん、人間って面倒くさいなと思いつつ、このアルバム作ってる間はそんな天の邪鬼にならずに素直でいられたんですね(笑)。」
——前のインタヴューで「今のラルクは時代錯誤した存在なのかもしれないけど、実はこんなアナログな感性を信じるやり方こそが時代の求めてるものなんじゃないか?とも思っている」という話をしていたんですけど。確かにこれだけきっちりとした楽曲が作られて集められたアルバムは、今の時代には異質な存在かもしれない。でもこういう世の中の中で繋がりのような幻みたいなものを追いかけて、それを結実させたというのは、とても求められてるものだと思います。
ken「なんか、お手紙みたいな気分すよね、今回のアルバムは。…………だから、お返事は欲しい(笑)。」
interview with tetsu
第3の男は、リーダーであるtetsu。tetsuは今回のラルクの中で一番難しいポジションをこなしたアーティストと記するべきだと思う。
一昨年の復活ライヴ『Shibuya Seven days 2003』、そしてアルバム『SMILE』を牽引したのは、紛れもなくtetsuその人であった。他の3人のメンバーそれぞれとサシで話し合い、活動再開を促し、『SMILE』という新たなバンドの方向性を決める大事な時に自らが率先してポップで勢いと憂いのある楽曲をドロップしたtetsuは、一度立ち止まった浮沈空母を再発進させるエンジンとなった。
——非常に実直に作られた、ギミックなしのいいアルバムなんですけど、まずはご自身の感想から聞かせてください。
tetsu「いいアルバムですよね…………10枚目のアルバムなんですよ。」
——はい(笑)。
tetsu「俺、思わず数えたの(笑)。そしたら『おお、やっぱ10枚目だ〜』って(笑)。10枚も作ってるバンドとは思えないくらい勢いもあるし。……なんか本当に、いいアルバム(笑)。楽曲が凄くいいんですよね。時間かかっただけありますね、やっぱり。ラルクのメンバー全員、本当にプロなんで。プロ意識が凄い高くて、当たり前のことを当たり前にやる。それを確認し合うわけでもなく自然にみんなできちゃうところが凄いなと思うんですけど。やっぱり自分達のレベルが上がって来てるっていうのがあって。意識としては昔からずっと同じ気持ちでやってると思うんですけど、やってるレベルがどんどん上がってるんだと思うんです。振り返って過去のアルバム聴いたりすると、『あれ、今ならもうちょっと考えられるな』とか、『なんでこんなことやってたんだろう』的な部分はあるんですよね。」
——それはセールス的な部分と、比例してるものなんですか?
tetsu「いや、セールスとはイコールじゃないですね。そこが難しいところですよね。車も同じようなところがあると思うんですよ(笑)。俺、昔からスポーツカータイプのほうが好きなんです。車高の低い、速い車。でも今ってSUVとか、ああいうデッカい車のほうが人気あるじゃないですか。で、女の子にもそっちのほうがモテるじゃないですか(笑)。そういうのと同じだと思います。世の中の流行りと自分の好みが一致しない時期ってどうしても出て来るというか。……世の中の流行り廃りって流れて行くものじゃないですか、だからそれに常に合うためには常に自分を変えて行かなきゃいけないわけで。でも、どうせ今の流行りも数年で終わるしって思ってるから(笑)。またいつか自分の感性と合うものの時代が来ると思ってるんで、そういうのに振り回されてる奴のことをどこかで小馬鹿にしてますね。自分が好きなものが今人気がなくても、それは世の中が間違ってるんだと思ってる(笑)」
——このアルバムは売れたい、かましたいっていう気持ちと音楽的な充実を伝えたい気持ちの2つのバランスが非常に良くできてると思うんですけど。そういう2つの軸は意識して作りましたか?
tetsu「いや、僕は売れたいとか売れるようなアルバム作ろうとか考えてってことはないですね。考えてないわけじゃなく、僕は当たり前のように売れるものにしか興味がない。もともと売れないものに興味ないんですよ。マニアックな人向けのものとか、まったく興味ない。売れる要素があるもの、それが結果的に売れなかったとしても、どこかしら売れる要素があると僕が思ったものについては、『わかんない奴らが悪いんだ』って思ってるから(笑)。一般大衆に向けて作るものというのは、音楽に限らず映画でも車でも何でもそうだと思うんだけど、あまりにも先を行き過ぎてると……やっぱり時代の先を見てる人が世の中の大部分じゃないから。大部分じゃないから先なわけだし。大部分の人っていうのは1歩2歩遅れてるものなんで、ある程度それに合わせないと数字としては稼げないんですよね。だから一般大衆向けにはちょっとわかりやすく、デザインがあるものだったらちょっと無難なデザインでってなっちゃうじゃないですか。音楽もそうで、やっぱり1番優れている音楽が全ての人に受け入れられるとは思わないんで。だから結果といいものは関係ないですよね、本当に。」
——この『AWAKE』と今のバンドの充実に対して、前作『SMILE』は凄く効いてると思うんですよね。「ラルクをもう1度始めて良かったな」というテンションと、作品の中でやり切れてない部分、次にはこうしたいという課題が残った部分、その両方が『AWAKE』を傑作にさせてると思うんですけど。
tetsu「そうですね。確かに『SMILE』の時は、4人で集まる前にソロの延長線上でラルク用の曲を個々作ってたんですよね。それと、『SMILE』を出してツアーをやって4人でいる時間が長くなった後でもう一度ラルク用に曲を作り出したということ、その二つの違いは大きいかもしれないですね。」
——(笑)。実は『AWAKE』の中にtetsuさんの曲は少ないですよね。このアルバムの発火点となった「自由への招待」(作詞hyde/作曲tetsu)と「TRUST」(作詞hyde/作曲tetsu)だけなんですけど。でも、縁の下の力持ちとしての役割っていうのは随所で聴こえて来るんですよね。いつも以上にベースが歌ってるし。器用に振る舞っているし(笑)。
tetsu「(笑)本来割合的にこんなもんですからね。ただ意識的に自分の曲減らしましたけどね、実は。みんな気づいてないと思うけど(笑)。……そうなんです、意識的に今回は僕の曲を減らしました。何だろう…………本当にみんないい曲を書いて来たっていうのと、あとやっぱり、俺は凄く繊細なんですよ(笑)。凄く繊細だから、去年俺の曲が3曲シングルとして続いた時に???やっぱりkenちゃんファンはkenちゃんの曲を聴きたいわけで、そういうバッシングというか……………。俺、本当に打たれ弱いんですよ。だから俺は早くkenちゃんのシングルが来て欲しかったし、「叙情詩」でやっとkenちゃんのシングル出て良かったなって思ってます。俺があんまり出しゃばって曲をたくさん書くってことはtetsuファンにとってはいいことなのかもしれないけど、全体として見たら、今回俺はちょっと引いたほうがいいなって。これ、ポジティヴなのかネガティヴなのか、自分でも言ってて全然わからないんですけど(笑)。やっぱりラルクって4人が凄く独立したアーティストなんですよ。全体のファンというのも確かにいるけど、やっぱり個人個人のファンというのが凄く大きいししっかりしてる。下手すると、そこでファン同士でぶつかったりする。アーティストのキャラがあるように、ファンにもキャラがあるから、過激なファンが多いところと大人しいファンが多いところがあったりして。だから俺は『ラルクのファン』っていうふうに一括りにはとてもできない。あと、ビジネスとしてやっている以上やっぱりCDを買ってもらわなきゃならないし、ライヴをやるならチケット代を払って会場に来てもらわなきゃならない。大きくひとくくりにファンっていうと、CD買ったことないけど好きだよ! ファンだよ!っていう人もいるわけで、そういう人に対してもありがとうございますっていう気持ちを持ってなきゃいけない………うーん。僕が「TRUST」を出したのは、tetsuバッシングの中で『tetsuはポップな明るい曲ばっかりだ!もう飽きた!』みたいなのがあるんで、もうちょっと深みのあるマイナーな曲も書けるってところを………俺もともと書けるじゃないですか?「finale」も書いてるし「死の灰」も書いてるんですよ。でも『どうせtetsuはポップな明るい曲でしょ』って決め付けられる、こうだって決め付けられるってことが人一倍嫌いなんで。俺の何を知ってるっていうの?って。だからそこに対するアンチテーゼですよ、「TRUST」は。」
——でもそれがこのアルバムの中の異色曲として凄く効いてるわけですよ。今回みなさん「アッパー、明るめ、幸福感」を意識して曲を作って来てると思うんですね。それに対してこのダークでヘヴィな、でもサビは王道のメロディな曲を持って来たというのは、まぁ理由はそういう理由にしろ、tetsuさんの独特のバランス感覚が働いてたんじゃないかと思うんです。それがこのアルバムの中での自分の役割として、凄く顕著に見えるんですよね。
tetsu「おっしゃる通りです。何だろう、ファンからも思われてると思うし、メンバーからも思われてると思うんですよね、『またテッちゃんの明るいポップな曲かよ』って。だから、そうは思われたくないから(笑)、こういうダークめな曲も用意しましたよみたいな。そのバランスも取ってます。今回は俺、7曲くらい作ったんですよ。実は、曲数的には俺が1番多かったんです。けれど、1番採用されてないというか(笑)…………でも、これでちょうど良かったと思ってます。まぁ、このアルバムの後でまた俺の曲がシングルとして出るんで、それも含めてのバランスだから。」
interview with yukihiro
最後のインタヴューはフィナーレに相応しい、「狂気にふるえる祭り太鼓」のyukihiroだ。このインタヴューの中で「ユッキーの冒険と、その旅路」はがっつり語られているが、『AWAKE』の中でyukihiroは全開を披露し、New Worldを手にしている。
——他の3人にインタヴューした中で、みなさん共通して「きっちり作れたんだけど血が通ったアルバム」というイメージを持ってらっしゃるんで、やっぱりそういうプロセスで出来上がったアルバムなんだなと思ったんですが。yukihiroさんはどうでした?
yukihiro「そうですね、やっぱり時間をかけて丁寧に作った割にはラフさも残ってて。そういうのが面白いなと思いましたね。それは僕個人がどうというよりは、周りの人がそうしてくれたっていう感じですけど。たとえば僕のドラム・パートで、『もっとテイク重ねて作り込んだほうがいいんじゃないかな』と思った曲もあったんですけど、それをやらなかったり、やらせてもらえなかったり。」
——あはははは。今回のアルバムを通して、ドラマーとしてこうありたいであるとか、これを出せたらいいなというのはありましたか?
yukihiro「うーん、その場その場、その曲その曲でって感じですかね。時間があったんで、打ち込みとかも今までになくやってるかな? さっき話したように今回は、自分の判断では微妙なところもあったんですけど、周りの『いいよ!』っていう声を聞いて『じゃあこれにしよう!』って決めてったところが多くて。で、実際に出来上がって聴いてみたら『良かったな』と思えるという、そういうのが多かったかな。」
——3曲目は「叙情詩」。リスナーからすれば、このアルバムに至るシングルはずっと「かっ飛ばして行くんだろうな」っていうスピーディな世界だったのが、直前になって気を鎮めるようにしっとりした曲が来ました。意外でもあったし、ラルクの凄く大事な世界が出て来たなという感じだったんですけど。
yukihiro「この曲がシングルとして出せるというのが、凄くいいなと思いましたね。「Killing Me」があって「New World」があって、で、「叙情詩」っていうシングルの流れは素晴らしいなと思いました。こういうバンドっていないじゃないですか。バランスとして凄くいい曲だと思います。大事に叩きました。」
——たとえばhydeは「kenちゃんにこういう曲を作って欲しかった」と言ってたんですけど。
yukihiro「うん、待ってたんじゃないっすかね。hydeくんはこういうの歌いたかったはずだから。自分も『来たな』って感じでしたね(笑)。この曲はイメージとしてはグランドビート(ヒップホップとソウルとジャズとクラブがオルタナティヴに重なった、都会的に洗練されながら野蛮さを醸し出したビート)です。グランドビートで行こう、と。」
——………yukihiroさんって、そうやっていつも曲ごとにモデル・ケースを考えてるんですか?
yukihiro「ま、曲によるけど、浮かぶ曲はいろいろな音楽のことを考えながらやりますね。これは懐かしのグランドビートがカッコ良くハマればいいんじゃないかなと思いながら、やりました。グランドビートも、昔から割と好きで聴いてたんですよね。」
——わかりました。ツアーに向けて、何か思うことはありますか?
yukihiro「ツアーは……まず練習しなきゃって感じです(笑)。レコーディングが長かったんで、最初の頃にやった曲に関しては今聴いて『あ、こんなことやってんだ!』っていうのがあるのでね(笑)。」
——日本以外含めていろんな場所に行きますもんね。
yukihiro「ねえ。情勢的に今本当に行けるのかな?って不安ですけどね。俺達はどうにかなるとしても、観に来る人達が怖くないのかなって気がしますけどね。……まぁ初めてやるんでね、ヨン様には負けないみたいな感じでね。」
——はははははは、すげえ言い切りだ。
yukihiro「韓流ブームには負けねえぞ!おば様もゲット!みたいなね(笑)。」
投稿者 hi : November 16, 2005 05:51 AM
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